世界経済グローバル化につれて、日本の企業の経済活動は日本国内に留まらず、全世界に範囲を広げるようになりました。
その中、外国語版IRレポート・CSRレポート・環境報告書の重要性も日々大きくなってきています。
当社は、お客様の要望に応じて、制作範囲を広げました。
一見、IRレポート・CSRレポート・環境報告書のような企業情報公開ツールの制作は、他の多言語制作物と同じに見えますが、実は細かいところにいくつの特徴があります。
企業情報公開ツールは、企業のイメージを左右するものです。そのため、クライアント様も弊社も普段の翻訳物より細かい注意を払っております。単なる日本語→外国語の翻訳だけではなく、文章表現の正確さや分かりやすさなどにいろいろな工夫をして、翻訳していきます。
項目(1)にも関連していますが、弊社は翻訳の質を確保するために、スケジュール上なるべく翻訳に多めに時間を割り当てて、その結果、多言語DTP制作の時間が短くなりました。
一ヵ国語数十ページのIRレポートは、個々のページにデザインやレイアウトが違うので、普段の頁物のようになかなかスピードアップできません。
ヒシキでは、制作現場の全面協力と緊密の連携で数々の難関を乗り越えて、納期を守るだけではなく、制作の経験とノウハウも手に入れました。
企業情報公開ツールは、企業の顔ですので、クライアント様は常に厳しい目で、何回も何回もチェックを入れます。そのため、このジャンルの仕事は、赤字修正は非常に多いといえます。
しかも、クライアント様の心境としては、赤字の修正結果をすぐでも見たいものです。この場合は、やはり制作現場と会社全体の技術力でものを言いますね。
一遍に数ヵ国語の制作を行う時に、時々クライアント様はある言語(例えば英語)の赤字をすべての言語の修正に反映するように要求してきます。その時に、他の言語のどの部分を修正すべきなのかは、迷う場合があります。ヒシキでは、このようなご要望にも対応できるように制作体制を整備しました。
多言語の制作の場合は、制作したレイアウトデータを日本の本社だけではなく、海外の現地支社にも、チェックを入れます。場合によって、本社の修正指示と海外支社の修正指示が違う場合もありますが……
その時、クライアント様によく「どちらの修正がよいか」と聞かれます。
ヒシキは、ネイティブ翻訳者の意見を参考に、クライアント様に的確な助言を提供し、お客様が納得したうえで、作業を進めます。
ヒシキでは、従業員に対して、常に守秘義務を教育しております。ただし、IRレポート・CSRレポート・環境報告書の世界に入ると、セキュリティ性はもっと高くなります。特にIRレポートの場合は、クライアント様の未発表の情報を含める場合がありますので、翻訳・DTP制作のすべての工程には、情報を洩れないように厳重に管理しております。
他の制作作業もそうであるように、ヒシキは常に工夫して、お客様のご要望に応えようとしております。
何かご不明な点や「こうやりたい、ああして欲しい」のところがありましたら、どうぞ、お気軽にヒシキにご連絡ください。
お客様と一緒に無理難題を解決するのは、ヒシキにとって、何よりも喜びを感じているところです。